Foot rollについて
graphite9スクリプトで有名なBraian Horgan氏がフットロールについて動画をあげてます。
詳しくは聞き取れませんでしたが私もフットロールについて気になってたのでちょっとつらづらと。
まずフットロールとはなんぞや?と思う方もいらっしゃると思うので説明を。
3Dキャラクターにはリグと言われるコントローラーが仕込まれており、
操り人形で言うところの糸の役割をしています。
複雑な動きもコントローラー1つで出来ることもあります。
さて、フットロールは足に仕込まれていてかかとから爪先までの接地を簡単に行えます。
百聞は一見に如かずで、下記にgifを用意したので見てください。
これを別々のコントローラーで制御しようと思うと大変なのです。
さて、このフットロールは便利なのですが、いざウォークサイクルを作ろうと思うとちょっと気になる点が。
フットロールを使って最後までアニメーションさせるのか。
それとも使わずに足首と爪先と足全体のコントローラーで最後まで制作するのか。
僕の結論は地面と接地してる時はフットロール、地面から離れたら足首を中心とした移動と回転に変えています。
2通りじゃないんかい!って言われそうですが、複合技が結局シンプルでいいかと。
実はキーを打つ時はなるべく少なくシンプルにしようと思うと、少ないコントローラーにした方が制御しやすいのです。が、上記の2つのやり方だとコントローラーは減るものの、ポーズを決めるのに数手多くなってしまうのでなんだかなーってなるんです。
なので複合技。
これちょっと説明しにくいので今回は省いてしまいますが、そう言うことなんです。。。
あと、動画でも言ってる膝について。
ウォークサイクルに慣れてない人でも結構、足首の動きは気を使っている人は多く見かけますが、膝がおろそかになっている人も多く見かけます。
足の運びは滑らかなのに、下半身が散らかって見えるなーって思ったら膝を見てみてください。
結構膝がガタガタになっているかもしれません。
これの回避方法はもちろん、一つ一つのポーズを直すのですがポップしたりしてうまくいかない時があります。
ですので、こちらで回避方法をいくつかご紹介。
・腰を下げる
・骨盤の傾きを変える
・リグに大腿骨かふくらはぎのスケールがあれば、スケールで調整
・リグにkneeFit(膝がコントローラーにくっつく)があればそれを使う
アニメーション後半になればなるほど上2つの方法は手を加えたくないので、下の2つで調整するのがいいかなと思います。
なんだから分かりにくい話になってしまいましたが、とにかくアニメーションは考えることいっぱいです。
楽しく悩んで、楽しいアニメーションを!